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中国の文化

北京のグルメ・ガイド

(一)概況

北京市は著名な世界歴史文化都市と古都の一つであり、中国の政治、文化、国際往来の中心でもある。その数百年にわたって王朝や国の都であった歴史は豊富多彩な飲食文化を育み、種類も色とりどりで、それぞれ異なった特色のあるグルメと軽食を生み出すことになった。

名物北京料理は 2 、 3 百種類以上あり、漢、満州、蒙古、回などの各民族の調理法を融合させ、明、清の宮廷料理の粋を継承し、独自の特色を形成している。その中には宮廷御膳(皇帝の食事)を体験できる宮廷料理、役人の公務交際に適した料理、各界の上品な人たちのための「文人料理」、女性向きの「紅楼料理」がある。民族的特色に富むイスラム料理、栄養補給の効がある薬膳料理などもその中に含まれている。

大陸部の料理のほか、北京では香港、台湾風のグルメもますます多くなっている。中国料理のほか、世界各地のグルメも北京に集まっている。日本料理、韓国料理、フランス料理、イタリア料理、アメリカ料理、ロシア料理があるばかりでなく、タイ料理、インド料理、アラブ料理、ベトナム料理、ギリシア料理なども北京で味わうことができる。

西洋風ファースト・フードも北京で大人気。マクドナルドとケンタッキー・フライドチキンのお店など世界的に有名なファースト・フードのお店がほとんど北京に進出している。

(二)特色のあるグルメ

名物地方料理 北京ダック、ヒツジの肉のジャブジャブ、宮廷料理、役人向きの料理など。

北京ダックは従来「天下一のグルメ料理」と言われていた。北京ダックは皮は歯ざわりがよく、アヒルの肉は新鮮で柔らかくて、薄餅は薄くて歯ざわりがよく、乾湿度がちょうどよいことが求められる。主に「挂炉」(オーブンの中に吊してナツメやナシの木の薪(まき)であぶり焼くもの)と「モン炉」(熱くしたかまどのなかにアヒルをつるして、あぶり焼くもの)の二種類に分かれている。

全聚德ダック店(老舗)

北京全聚德ダック店は内外にその名を馳せる特色のある老舗であり、清の同治 3 年( 1864 年)の創業といわれる老舗として、世界各国の賓客がよく訪れるスポットでもある。

所在地 崇文区前門大街 32 号

電話  8610 - 67016321 ・ 65112418

ネットアドレス  www.qmquanjude.com.cn

「涮羊肉」は「羊肉火鍋」ともいわれ、長い歴史がある北京の名物料理。ヒツジの肉を主要な材料とし、北部地域の味覚を生かす調味料を配する。炊事道具、つくり方、食べ方はいずれも非常にユニークである。

東来順飯荘

東来順飯莊はヒツジの肉のシャブシャブで知られる北京市内の約百年の歴史があるイスラム料理店である。このお店では選り抜きの食材(内蒙古産のヒツジ)、精加工、よく揃った調味料、強火という四つの特色は顧客の間でもすばらしいものと見なされている。ヒツジの肉は非常に薄く切られ、 1 皿 8 グラムぐらいある肉は 1 皿当たり約 40 きれはある。

所在地 東城区王府井大街新東安市場 5 階

電話  8610 - 65280932

ネットアドレス  www.donglaishun.com.cn

扒鴨

名物宮廷料理の扒鴨は油でさっと揚げた長ねぎとアヒルを丸ごと煮込んだもの。出来あがった料理はこがね色を呈し、アヒルの肉は歯ざわりがよく柔らかくおいしい。

仿膳飯荘

仿膳飯荘は中国で最初の本場の宮廷料理のお店として知られるレストラン。このレストランは清の宮廷の調理士、孫紹烈、牛文質らが 1925 年に創業したものである。その本場の宮廷料理の調理法は代々引き継がれてきた。仿膳飯荘はニクソン米国元大統領ら知名士を迎えたことがある。

所在地 西城区文津街 1 号(北海公園内)

電話  8610 - 64042573

名物軽食 炒肝、爆肚、灌腸、馿打滾、豆汁兒、炸醬麵、老北京羊蠍子など。

豆汁兒

「飲みにくい飲み物」といわれる豆汁兒は質もよく、値段の安いユニークな旧北京の特色のある飲み物である。伝えられるところによると、これは清の初期( 1644-1911 年)に生み出されたものであり、豊かな蛋白質とビタミン C が含まれていた。崇文門外磁器口の四つ辻の南東隅にある「錦馨豆汁店」は北京で最も有名。

驢打滾

驢打滾は長い歴史がある北京の軽食の一つであり、「馿打滾」といわれたのは作った際、もちの米で作った蒸糕(パンの一種)を小さなロバが地ベタの上で転がり回っているようにきなこの中で転がされることからこう名づけられたものである。観光客は普段は北京の軽食街やあちこちの住民区にあるスーパーで手厦に入れることができる。

(三)特色のある飲食街

東華門の夜店

王府井大街北口の道路の西側に位置し、毎晩 6 時にオープンし、 10 時まで営業している。ここでは旧北京の名物軽食および中国各地の数十種の軽食を賞味することができる。その中には蘭州ラーメン、温州の魚圓湯、陝西省の涼皮(トコロテンのようなもの)などがある。そのほか、「扣碗茶湯」といわれる茶湯は観光客にとって味わうことは欠かせない名物軽食である。

東華門の夜店は国内で評判であるばかりか、世界じゅうでよく知られている。イギリスのサッチャー夫人ら外国の政界の大物たちもこの地を訪れたことがある。今では、毎日、名物軽食を賞味する外国人観光客の姿を目にすることができる。

王府井小吃街(軽食大通り)

王府井大通りは好友世界商場の南側に位置し、大通りの入り口には高さ十数メートルのきれいな鳥居状の建造物である古風の牌楼がある。軽食街は明・清のの風格があるが、風格そのものにこだわらず、それぞれ異なった姿を呈しており、観光、観賞、軽食の賞味のためのスポットとなっている。

北京および全国各地の名物軽食を味わることができる軽食街は 24 時間オープンしている。特に夜になると、大通り全体に赤い提灯が高く掛かるようになり、人ごみでごった返してにぎわっている。過橋米線(ビーフンの一種)、麻辣燙、発酵した豆腐、狗不理包子、冰糖葫蘆(煮てとかした砂糖の中につけたサンザシの実などのお菓子)など北京および中国各地の特色のある軽食を賞味することができる。

簋街

東直門内大通りにあり、北京で最も著名な最大規模の飲食街。最も代表的な軽食はピリ辛の小さなイセエビである。簋街は北新橋の分かれ道から第2環状道路にある東直門の分かれ路まで伸びている。この一帯のレストランは色とりどりで、重慶火鍋店、涮肉館のお店が建ち並んでいる。

ここ数年、北京には新興飲食街が次々と現れている。東部の第3環状道路以北から三元西橋の周辺へと向かうところはだんだんと北京市のグルメのお店が集まるエリアとなっている。この一帯にはさまざまなランクの特色のあるグルメのお店があり、ほとんどのグルメの流行のすう勢はそこをルーツとしている。東部の第 3 環状道路の外側に新設されたグルメのお店のエリアは二ヵ所もあり、つまり朝陽公園の西門および莱太花卉のストアの周りにある女人街がそれである。

今では、「現代城」といわれる住宅区一帯もレストランがかなり密集化し、規模をなすエリアとなっている。数年後には、この地のから東に向かってさらに大きくなると予測する人もいる。「現代城」はグルメ業が東部へと進出する中で優れた地理的位置があるに違いない。

北京の後海一帯のバーや娯楽のエリアが新たに形成されるに従って、この一帯もグルメのお店が集まるいまひとつのスポットとなっている。この一帯はバーが建ち並ぶスポットであるばかりか、環境もすばらしく、創意に富んだ時代の流行にフィットしたグルメのスポットでもある。

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